幅広なベゼルならマークポイントも見やすかろう・・・
ということで今回のターゲットはRef. SNZF45J1
落ち着きのある白文字盤は現物確認で判明した
ネットの画像って嘘じゃないけど本当でもなかったりする・・・
Cal.7S36, Automatic
23 Jewels, Water Resist 100M
Weight (with bracelet): 185g
Case wiight: 91g
Bezel diameter: 43mm
Glass diameter: 30mm
Case width including crown: 46mm
Case thickness: 13mm
2010/12製造(S/N 0D****)の14k
■この外径で細ベゼルならば相当大振りに見えたりする
で、設計画面と実際は異なるだろうから悩みは尽きなかろう・・・
見るモノなので、見られ方が大切
画面上では何でもありのイメージ作り
これもまた愉快・・・
【ベゼル観察】
5分刻みの表記はけっこううるさい感じ
すべて刻印なのは調査済み・・・
で、このピカピカと刻印の墨入れをどうにかしようという目論見
かなり細めのOリングが使われている
ベゼル重は怒涛の17g
【揉み】
ポンチを入れてみれば相応に凹むので勝算ありとみた・・・
超高級なステンなら歯が立たなかったであろうけど、
その辺はセイコー ファイブ スポーツ・・・
されど、さすがに手揉みでは能率が宜しくないので
今回は電動系を活用・・・
ベゼルの無光沢を目指し、
各種ペーパーを駆使しながら水周りで数時間
【マット加工】
金属ゆえ完全マットには限界はあれど
ユーザーが納得すればそれでヨシ
ついでにピカピカなケースサイドも曇らせてみた
無垢の金属はイメージを変えられるので嫌いではない・・・
艶無しだと計器っぽく見えるのは錯覚?
【様子見】
時計の針が手間の多さを物語る・・・
墨入れは時間を掛けて繰り返す
もし駄目ならやり直しも効くのは嬉しい
顔料が対流しながら乾燥するので中央部が凹むのは重力の影響
数回に分け、多めに盛り付け、乾燥後に調整する(毎度の)作法
整備重量 102g
生塗りが最も彩度が高けれど、
粗面加工でも定着力に難があれば次なるワザ・・・
配分を見ながら主剤に混ぜ込み、間をおいて硬化剤を投入
ミクロ的には気泡の塊なので、加温による硬化促進は控えたい・・・
■自由に組み合わせのできる「時計キット」があったとして、、
こんな風に作りました、っていうのが分かりやすいかな・・・
これとあれをこういう風に組み合わせて作ってくれ、とかの
注文時計、あとはこちらでどうにかするから・・・とか
まあ、製品は「素材」っていう発想だな
厚めステンの刃先を加工した「栗剥き(改)のこじ開け」
針系工具は各種を用途に応じて使い分ける
磨耗すれば研ぎを入れて使うのは作法
ぺんてるSUPER MULTIは、
エラストマーに粒子を混ぜ込んだ超ハードタイプ
平面に対して「なよらず」に研磨できるのでかなり良い
■「安近短」ゆえ、100均やらホームセンターは徘徊対象