「待てば海路の日和あり」・・・
シーズン最終日も朝一からパウとは、
なにか因縁めいたものを感じるのは気のせい?
定点観測点 においては70cmと言っている
ここ数日間の寒気はめっぽう軽い粉を降らせたりする
時節柄、競り合うご同輩のないのは嬉しい限り
■「気圧配置予想」を見逃した面々が見合う装備のないまま入山したのか、こういうシチュエーションを苦手とする面々しかいなかったのかは不明
ピステンの通った圧雪面と未圧雪面との段差は60cm程度
■kykの敢えてSpur(シュプール/シュープ 独)に被らないのは
本能の為せる業?
未明における車輌の圧雪範囲も最小限
よって、そこら中にノートラエリアの出現
■「音のない、スローモーションな動き」(kyk談)
の感覚が吹き抜ければ、それはそれで境地を垣間見た証
入山 翌朝午前3時30分
山に入る面々も少ない時間帯なれば、
ノーチェーンにてリアを滑らせながらの入山
■この時間まで飲んでるバイト生がいるのは春ならでは・・・この感じで晴れ間が続けば雪もみるみる減りそうな感じ
救いはマイナス10℃の着衣計測
滑らずとも(概ね)雪質が分かるのは、枝に載る白雪を見れば明らか
横手・熊の湯エリアの巡回
こっちはこっちで旧き良き志賀高原の趣き
どんどん行けば「ガラン沢」・・・とか
風雪強く、マイナス10℃の低めな気温
■以前よりは緩くなったと言われる皇族方の警備ではあるが、
十分に近寄りがたい堅固なもの
翌日のラッキーを予感させる
〓第四日目〓
常駐する除雪隊の面々も三月いっぱいで里へ下るという
ピステン同様、人が動いてる時は仕事できないので大変だよな
毎度の如く、車載の雪を見れば・・・深々(しんしん)と積もった様子
■積り具合によって、『あっちだし』『こっちだし』をセレクトできるのは
このエリアの利点
そういう客層の時期だった、というだけのこと・・・
■数えれば8本(4本x2人)、このあと両脇を1本づつと
島を繋ぐ感じで1本 計7本
■晴れの日、『喰ってる証拠』は後ろに付く雪のこと
まるでハイシーズンの様相
■Powにおいて、『あそこ(DiaT下)とここ(Tanne境)』が行ければ、
(たぶん)他のラインはすべて応用・・・
そんな位置付けを有す貴重な(お手軽)裏山シュート
1/1000秒程度なれば蹴散らした雪煙も
静止して取り込めようというもの
斜度の緩いラインでも推進力を得られる
■足元の不安定な雪なればなおさら、
確実な『中間姿勢(ホームposition/
セットposition/ニュートラルposition)』に
毎度、戻せることが、破綻の少ない滑走のお約束
■いちいちのレクチャーを凌駕する「答え」が
このエリアに点在することも(これまた)事実・・・
『(目の前に)転がっている答えに気付くか否か』(師匠 談)■一度でもそこを滑ればor前走者がいれば状況を掴めるものの、
本人にとって本日初めてのノートラなれば、
地形/斜度を知っていても瞬時に雪質に対応して行かざるを得ない
・・・そこが1stTrackの愉快なところ
■木立の無きオープンバーンなれば板の操作に注力できるも、林間ならばラインの見極めに意識を注ぐようになるのも愉快
帰着 1700
降る可能性があればの太板は
春特有の腐れ雪にも相応のメリット
秘密コースへ入れば無敵の装備
の相関は今後の調査に因る
シャトルで行動範囲が広がるのもこのエリアならでは・・・