馴染みのないブランドなれど、
真面目な作りに見えたのでサルベージ 8.5k
手縫い靴の多くは、
ブランドが工場を有しているのではなくて、
職人集団が製品を供給
職人が技術を売れば注文は繰り返される
売り手はブランドにこだわり、作り手は仕事にこだわる(と思う)
「今日のお抱えは、明日の切り捨て」
安定した明日があればこそ良い仕事になる
収支的には3個中1個のコマンドシフターでトントン?
■この出品は結局、15k、15.5k、19k 〆て49.5k
早速、近所を小一時間歩いてみた・・・
見た目よりヤケに軽い
若い頃の本チャン靴とはチト違う
水で撫でると、さっと吸収する
吸収の良い革にはオイル塗りの方法/分量に特に注意
・・・ということは前所有者はワックス/オイルを
塗っていなかった・・・ことが分かる
放置期間が長くても10年、20年で油が抜けることはないし・・・
きめは細かい革なれど、けっこう気体を含んでいる革
高密度の革ならば、重くて昨今の方向性には不向き
これくらいのほうが、軽量お気楽登山にはちょうどいい
型は正式なれど、今日的なアレンジの革
準本式マウンテンブーツっていうところか・・・
前後ビブラムは数ミリ磨耗するも、
登山では使っていないと判断
山を登れば、ミッドソールつま先には当たり前に縦傷がつく
カジュアル用途だったか、または使いこなせなかったのか・・・
ほぼ1年使っている山靴の方がよっぽど縦傷がある
ショックアブソーバー付きビブラム<1230A-9>
多少の剥がれもシリル化ウレタン樹脂で接着
■ショートでイージーならプロシティ、
ロングでイージーならキャラバンGJ、
ショートでもハードならこの山靴
■■ターゲットは黒塗り+リキシーム処理+オイル仕上げ・・・
で、毎度のアレンジには手順あり
染色→一晩放置→リキシーム
→一晩放置→リキシーム→ベースオイル処理
一年放置の残リキシーム
多少気泡が出るもののまあ、性能には変わりはない(はず)
溶剤35%はけっこう痩せるし、匂いも強烈
「ベースオイル塗布後」
ほどよく、黒の下に茶が感じられる
比較画像
残るはフィールド・テストで中敷&靴下の調整