昔のワックスを使おうとすると、レッドでも今の対応温度と違っていたりして。配合が変わっているわけですが、このへんは周期は長いけど車のモデルチェンジに似ているのでしょうか。
なので、チャートは捨てられません。
耐久性重視の低温用WAX。可能な限りの低温で浸透させます。
最終的にアイロンと同時進行させたタオルに不要なワックスを吸い取りますが・・・。
世界中のワクサーの悩みは「カス」でありましょう。
大手からは数k円で出ているゴミ袋ホルダー。園芸用アーチと金具二個で数百円。飛散する「カス」は格段に少なくなりました。「えんげい」
半日掛けて4台8本、翌日2台4本・・・二日で6台12本。
「面ヒーター」60度まで温度を上げると、通常waxingの5回分の効果がある、らしい。ということは紫外線に気をつければ夏は「ワックス適季」。アルプスあたりでは夏にグリーン塗るって。「氷河専用」
2000mじゃこんなもんスヵ。「古いワックスって使えますか?」って永久保障でしょ。硬いワックスを塗ることに喜びを見い出す面々。
夏は彼らの天下・・・a Hard WAXer。
「今は昔、硬き蝋を板に塗らんとする者いたり。」
かなり硬いPowerPack ultra green。100g 665円也。
アイロン温度135-145℃推奨。(上のユニバーサルは120-130℃)
とはいうものの、調子コイテ温度上げたくない。
夏しか塗れない・・・愉しみでもある。欧羅巴の氷河に。「ぐりーん」
シュトットガルトで1922年創業。
革製品のオイル開発だったのは他のWAXメーカー同様。
大戦中は軍需的な需要もあったらしい。「ほるめんこーる」
摩擦融解説と凝着説。なぜ滑るのかということも実は良く分かっていない、ことも信じられている。まあ深雪の場合は関係ないけど。
一粒で二度おいしいスキー三昧。社史によれば1933年にTobler & Co.からToko AGに。でもトブラーって良く聞いたし、チューブにもそう書いてあったような・・・。mammut.chにnoflash。「とぶらー」
■ 表面の変質も厄介だし、かといって板に熱は取られるし。
ワックスやファイバーレーンが介在するので、よっぽど何回も往復させ滑走面の温度を上げた方がいい感じ・・・と思う。
■OPTEXで測定すると、アイロン直後で高くて90度。10cmも離れると70度とか。数秒おきに同じ箇所の下がり方も測ると、2~3度づつどんどん下がっていく。20~30度下がるのには数十秒。気温25度でこんな。冬はもっと下がる。
冬だとけっこう冷えている滑走面に高熱のアイロンがいつも掛かる様な状況。よっぽど室温を上げておかないと硬いワックスは冬には塗れない、ことが分かる。アイロン温度はむやみに上げたくない・・・。
■菅平宇宙電波観測所「スキーと雪の摩擦の研究」によると、・・・電子顕微鏡を用い高密度ポリエチレンのクラックをワックスが埋め・・・表面に付着したワックスと内部に染みこみ分子レベルで融合したワックスを区別して測定することに成功した・・・とある。
単に隙間に入ったワックスと、ポリエチレンそのものに融合したワックス成分。こういう研究があること自体、未だ不明な点の多い分野でしょうか。