太平洋の唸り轟く波音を聞きながら、
暗闇のビーチに歩を進めることは勇気が要る
前後する単独行も、出会う歩行者も（新聞配達/犬の散歩まで）ゼロ
■ほぼハーフの奥ゆかしさ
2000 乗車
2230 外房線 上総一ノ宮駅 下車
埴生川に沿って海方向へ進み、
有料道路と並行する自転車専用道を進む 2350
0230
どこでも明るいとは限らないので
（かなり）注意が必要
海沿いとはいえ、気温が下がってくるのが実感できる
■この時期、12℃まで下がれば
薄手グローブが必要だったのは後の祭
0320
どこまでも真っ直ぐな自転車併用道
〓謹製ファイヴ〓 で休憩ピッチを調整■『行けるからといって、どんどん行けば、行けなくなることは自明』
0450
けっこう涼しいので、小休止のみで歩を進めている
夜明けとともに波に乗るサーファー多し
〓遙かなる99Beach〓
波打ち際だから、どこでも完璧に歩きやすいかというと
そうでもなかったりする
■DeepだからといってFineとはいえないPowに似ている（気がする）
【片貝漁港】
数箇所の川はもとより、
港でも大きく迂回しなければならないのはがっかりする
旧国鉄東金駅からここらまで〓九十九里鉄道 大15-昭36）〓
天然ガスの噴出口が各所に点在すれば、戦時中も利用したらしい
0520
日が昇ると気温が上がる
このまま上がればダメージとのせめぎあいっぽい
日差しを避けて防砂林の中を歩いたりもする
天泊スポットを数箇所リサーチ
事前に水を準備すれば夜明かし可能
■馬の散歩コースだろう・・・ひづめの跡を辿り、馬糞を避ける
【LICO（独）と九十九里の砂】
砂地はフラットディスタンスなれば、
Vibramの撓るBootsが嬉しい
【蓮沼海浜公園】は海沿いに作られた広大な公園
その沿面距離4.5kmは通過に1hほど掛かる
今回はこれにて終了 0905
本日の行動時間 9h
地元バスは2本/日なので、
コンビニでタクシーを呼び「最寄の駅まで」乗車
今回の踏破距離 32km
今回は風向きを考えて北進ルートを採用
残りの27kmは今後の課題
【北半分】
『風弱く曇り、気温低め』が最適
夜中＆明け方の暑くない時間帯に20km程を歩いたので、
そんな感じで大半を稼げば北半分もオッケーか？
【総武本線 松尾駅】
0957 乗車
1330 帰着
【浜トレ考】
■気温/季節によって、着衣のセレクトは重要
浜の場合、暑いからといって半袖/短パンは御法度
指先も含めた完璧な日差し対策を施さないと、大変なことになっちゃう
■休憩としては、浜辺に日陰はないので、松林に逃げる、
または防砂林の向こうに続く道（砂利道が多い）を辿る・・・とか
■行動中の薄めスポドリ（ハイポトニック）はお約束
【浜歩き考】
かの伊能忠敬の足跡も曲がっていたのか・・・
波打ちの際が硬めなれど、
いつも同じところで波が止まるわけではないので
自然と足跡はクネクネとなる
・・・『引いては寄り、寄せては逃げる』の繰り返し
【伊能忠敬 生地付近】
51歳にて江戸へ出、幕府で天文・測量を修め、
56歳より測量を始め、弟子の間宮林蔵とともに
高精度の日本地図をなした、とある
地球の外周予測は誤差が0.1%という精度の高さは、
その地図をシーボルトが国外に持ち出そうとして
発覚した「シーボルト事件」に見てとれる・・・当時、地図は禁制品
・・・ある意味、ウォーキング系の『聖地』っす
【伊能忠敬 その弐】
『静岡・由比から3732mと測量』、ってありえない数値
【着衣記録】
風に向かって歩くのか、風を背に受けて歩くのかも重要
数日間の風向観察もかなり重要
【装備系】
老舗Grivel（伊） のAir Tech 28 はmsyからの貰い物
『軽く作れば弱くなる』点を見事に調和
さすがモンブランで鍛えられている感じ
■水1.5L、食糧、脱いだウェアを入れるので、
ワンショルダーというわけにはいかない
毎度、腿上げ対策の改造を施して九十九里に臨んだのだが、
この製品は格安ながら、元々の作りが（かなり）極めている感じ
うっすら迷彩が浮き出る感じの黒染め候補・・・っす
【ベテラン考】
ラジオ体操の時間あたりに追い抜いて行った御仁
今日の波を味わって、棲家へ戻るところに出くわした
黒のウエットスーツ姿からかなり屈強そうに見えるも、
齢（よわい）60歳とみた・・・
・・・『波』がお目当てで、『仕事』は道楽
ここらのベテランはみんなこういうのに乗っているのかは不明
彼は、今日だけ早帰りなのか、いつもそうなのかも不明
・・・『朝の一本』