ユーゴスラビアの面々には悪いけど、
使えるパーツは活用の途もあろうし、
内部観察は糧にもなろうし・・・
何層にも重ねられたアッパーが、
製靴工程の手間を物語る
厚革を型押ししてハイ出来上がりは弥生時代の製靴法
かるく30年は経ているだろうクッション
風化の気配がない不思議
当たり前に弾力を保っている
このステッチはあくまでも仮止め
当てた革が強度を保つ
【降参を入れ】ようとしたソール
ドライバーで数ミリづつ進行
たいした接着剤のなかった頃にしては凄いよな
■大切なのは接着の強度を覚えとく・・・こと
剥がせなければVibramの意味は無し
モンタニアのヒール部には釘打ち用のガイド穴
正規の位置に手元のネジを挿してみる
かならず空洞部を貫通するようになっている
ミッドソールの麻糸の切断を回避する目的
■密封されたユーゴの気体が匂ったのは気のせい?
相当硬質のミッドソール
曲げても元に戻らないくらいの硬度を持つ
靴によっては革底+ゴムシートが
ミッドソールということもある
剥がしを入れると、
薄いシートが出てくる
シートの下に背骨を形成するシャンク
しなりを決定するシャンク
メーカによってはFull、3/4、1/2などの表記があったりする
220mm長は(たぶん)フルサイズ
当たり前だけど、シャンク部はきっちり凹んでいる
アッパー側にダブル縫い目の場合、
一本はミッドソールの張り合わせ、
もう一本はインナーソールの張り合わせ
イラストでは良く見るが初見の部分
トリプル縫い目の場合、もう一本の出先は不明
【使えるパーツ】
切り口は弾性接着剤で処理
足入れが広い場合、中敷で底上げか、タンの追加のどちらかが有効