「カビキラーで駄目なら、ケイ素の出番
#20000と#30000」
現像のアガリを待つ間、気になっていたブツを探索
「諸般の事情から、仕方なく置いてる」という
売る気のなさが感じられるコピー
この何倍もする商品群の中、
こういう表現と値段じゃ手を出せないよな
カビの発達具合を確認するべく、
ドキドキでウィンドウから出してもらうと・・・
・・・この程度で、この値段じゃあんまりだ・・・と、耳元で声
全絞りOK、シャッター全速OK、筐体のスレ・ガタ・打痕なし、
(経験上、その位置と程度を知っている使用者でさえ、
画像から確認できたためしはないし、)
(独Zeissにいたってはガラスの気泡やレンズの埃は
撮影に影響がないのでノークレームなんだし)
で、サルベージ
最小絞りF=45ってすごく得した気分
製造後40年近く経っている品でも驚くほどの程度のよさ
不明な履歴・・・スタジオで250mmは使わないだろう
35mm換算の焦点距離125mmって
ピント合わせでフィルム一本使いそう
で、開腹
取り出した後群
カビとはいえないまでも、確かに若干の汚点
EEクリーナーでは歯が立たないので、
エタノール攻め
ゼロまではもっていけないけど、
商用写真でもないし・・・
深入りしないのも旧品との付き合い方
前群もついでにお掃除
浅くであっても、とりあえず手入れしておいて、
使うときにはガシガシ使うのが旧品への作法
光の通る以外の部分に、
回り込みのオイルや埃は当たり前にあったりする
ケイ素の出番は今回なし