錆びてなくても、三十年経った個体だと固着していることが多い
カニ目部の傷を見れば多少の開腹歴は想像がつけど、
一度も開いたことがないブツほど半端でないくらいに固着
小型レンズはこれでだいたい回ることが多い
SEKORは外周が大型なので手に余ることもある
ゴム系のパーツ
組み合わせて、下に押さえつけるようにすれば
だいたい回る
マニアが見たら卒倒しそうだけど、
これでも駄目なときはマイナスドライバーをタガネにして軽くコン
傷が付くのは残念だけど、愛用のためには仕方がない
組み付けは、ほどほどのトルクでOK
ネジや金属に理解ある方はあまり締め込まないものだ
そういえば、バイクの振動でも緩むことはない
経年的には、
オイル回り込み→オイル固化→ネジ部癒着、
なのでネジ部に潤滑油は使わない
どうしても一点だけ残るカビもある
本当は最後に純水仕上げのところだろうけど、
エタノール、EEクリーナーとマイクロファイバーで完了
思いついたら5分後にはこうなっているのも心地良い
■カビキラーや過酸化水素(いわゆるオキシドール)の漂白でも
完全除去はきわめて困難
一度発生したカビと共生するのも人類の路だったりする
たまの開きを入れられるレンズならカビの心配も減少
マイクロファイバーのない時代は大変だったろう
ガラス業界では「磨き三年」といわれている・・・