「密封保存」
24時間分(25cc)の純正ベンジンを注入。
冷凍保存バッグで密封。
24時間単位で計量し、ベンジンの減りを測定。
25ccってけっこうあります。
フィルムケースの8分目ほど。
山中にはこういうケースは落ちていませんが・・・。
「Nalgen 30ml」
これなら満タンカイロと併せて48時間。
ZIPPOのオイル缶も絞りの回数に慣れれば
計量グッズは不要。携帯には便利。
1ccで約一時間の計算?
ハクキンカイロは途中で口火を外せ(立ち消えさせ)ます。
再度、点火で燃焼が継続。
外す口火は熱くなっていますが、気をつければ火傷しません。
ZipLocに包めばベンジンの蒸発も防げます。
ZipLocなどがない場合の素の状態での蒸発量も検証したいところ。
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愉しみに軽量すれば・・・変化なし(24時間後)。
少しでも減っていれば実験の成果もありましたが・・・。
一昼夜も冷凍バッグに入れておくことはありえません。
・・・冷凍バッグ調査は終了。
ならば、巾着に入れた素カイロでは・・・。
こちらは減りそうです。
・・・進行中。約10時間で1g減。
開口容器での
某調査によれば揮発性に差。
内部にできるだけ留めたいライター用は、モチがいい。
純正はジャパンエナジー製造。
ライターオイルはもちを重視するので、
燃えにくい(揮発性が低い)ようです。
カイロに注入した場合、標準的な使用をする限りは問題なしですが、
立ち消えしやすいとの報告もありました。
逆に、オイルライターにベンジンを注入すれば
低温化での着火性は向上しますが、もちは2/3に悪くなります。
「特製混合燃料」の調製もアイデアしだいです。
・・・・・・火力があって、もちがいい。1:1混合とか。
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で、24時間後に計測。
たったの2g減。
計算上は2.8時間分しか揮発していません。
もっと、いくと思っていましたが・・・。「上等です。」
「らちが明かないので・・・これで終了。」
■■■結果■■■
1、冷凍バッグの保存は揮発の心配がない。
2、日帰り、一泊程度なら冷凍バッグも不要。
燃焼→消火→燃焼の繰り返しでも冷凍バッグは不要。
3、満タン+Nalgen容器(小)なら48時間の使用可。
4、揮発量はけっこう少ない。
完全揮発ができていない場合の燃料の追加量に注意。
5、途中消化には口金を外して数分放置。
口金は高熱なるも瞬時につまめば大丈夫。
6、燃焼時の熱量は高いので、各種バッテリーの保温には
温度調節の工夫(仕切り板など)が必要。
7、まあ手軽に携行する習慣があれば便利だったり・・・。
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「各部の温度も」
測定。
輝く筐体に赤外線が乱反射する。
黒紙を巻いて測定。
各部
十数回づつ、間をおいて測定。
最高温度を記録した。
巾着から出しているので(酸素量が多い)、
発熱量は高めか。
とてもじゃないが触っていられない。
「Zippo HANDY WARMERも」
測定。
熱量が高いとは思っていましたが・・・。
穴の大きさや位置の様子、
火口(ひぐち) のタイプに違い。
ポケットに入れて寝たりすれば、
低温やけど(水泡)を起こします。
火口付近の穴は高温を約束。
Zippoの刻印あるも、
3Rタイプの火口。
とても素手では触れません。
火傷が嫌なのでライターを立てますが・・・。
結果、触媒を焼くことになります。
触媒にはたったの130度の熱を与えればいいので、
タンクを立てて炎を当てます。
焼かれた触媒やススの付着した触媒は
性能が低下します・・・再生不能。
「タンクは立てる・・・作法。」