前夜0200頃着。夜中から歩く計画も風雪のため断念。
リフトの運転を待ちます。ここ、ゲレンデ下部(1446m)は多少陽も差している。
今回は二台のアルペン。
FDRとアルパイントレッカー。
改造はまな板から切り出したポリエチレンブロック。
見る人が見れば驚きの声が上がりそうですが・・・。
風を避けるためには木の中も有効。
立ったまま一服。氷の中はよく冷えます。
視界がないので、次の休憩地点を標高で決める。
1950mとしましたが、風除けの木がなかったので2000mまで登りました。GPSはそんな使い方もできます。
避難小屋(1784m)の入り口は、雪がたまり入れません。
いざというときは、雪を掻き分けて入るのでしょうけど。
山スキーには登りを厭わない感覚が必要。
登りが目的の山スキー行もあります。愉しみ方はいろいろです。
木を風除けに休憩、2000m。
たまたま入った太陽が怪しく光る。
山頂、2207m。
後ろはボーダーのグループ。気温が低いので、長居はできません。
バーナーでコーヒーだけは沸かしました。山頂でバーナー、という習慣もこんなときは「山頂直下でバーナー」の方が利口です。
シールあればこその標高差660m(リフト除く)。
根子岳はリフトが掛かる前、戦前からの山スキーエリア。
菅平で滑りを覚えた後、根子岳へ登りました。
根子岳へ行くためにスキーを覚えた方々もたくさんおられました。
■イメージ的には、志賀でいうと、ジャイアントベースからブナ平を抜け、東館コースを登って、東館山山頂までの標高差とほぼ同じ、距離はその1.5倍あります。登った分だけ、滑ることができます。
■■スタートよりブーツが冷えていたこともありますが、最後まで板氷の上に足を置いている冷たさ。低温下では、中敷に工夫が必要です。
■■■逆に、ゲレンデで滑っている枚数を着ていたので、登りで汗をかく始末。
ベンチレーションを開けても、汗がアウター内で凍っている・・・。薄着で登り、必要ならザックの中にフリースを仕込んでおく工夫は必要です。
いかにゲレンデスキーは運動量が少ないかがわかります。
■■■■グローブはアウター・フリースインナー・ナイロンインナーの三枚重ね。ただ右手は何かにつけアウターやフリースインナーを外しますので、厳しいです。2000m以上ではゴム手袋持参も考慮しておいたほうが良さそうです。
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風に飛ばない、と定評のG3製スキンセーバーですが、これでは失敗です。ナイロン繊維が剥離しました。風に飛ばされそうでも、凹凸加工のビニールシートのほうが安心できます。
接着力の低下はあまりありませんが、気持ちのいいものではありません。
これを削除するにはかなりの手間が要ります。
シールの不具合は、撤退か遭難です。
■060204 根子岳■