出会っちゃったりして。
■光学精機社(1940)、戦後ニッカ(Nicca)、後に八島カメラ(Yashica)に合併吸収(1958)。ヤシカはその後京セラと合併。京セラはいっときCONTAX、 Carl Zeissのメーカー。
■で、Nicca 3-Fである。ライカコピー機としては品質も高く、米国シアーズでTOWERブランドとして輸出もされた。レバーワインディング。1957年製、気になる001番。Lマウント、整備重量470g。T,B,1/1-1/500。
■ORION-15 モスクワ郊外、クラスノゴルスク工場1963年製。F6/28mmはZeissトポゴンのコピー。もとは航空写真用のレンズ。分解後のレンズ解析ではF4くらいの性能らしい。絞ることで多少とも写真の出来栄えを向上させようとの親ごころが嬉しい。
■当時、28mmは超が二つつく位の広角。クレムリンの塔楼は完璧。シベリアの雪原の夕日もパーフェクト。開放で2.2m~∞がピントばっちり。ロシアン「撮レルンです」。Lマウント、整備重量61g。
■フィルム装填の「お作法」。バルナック式の常として、作法どおりの装填が必須であることは言うまでもない。モノクロネガならカメラも喜ぶだろう。長尺フィルムの切り落としならなおさらである。
------------------------------------
よろしいんじゃないですか。Nicca 3-F with ORION-15。
三次元の軌道をクルクル回る。Zeiss-Zeiss、1957-1957。
「・・・りんね」
------------------------------------