kykが行きたいというので富士を目指した
出立 1330
富士山駅 1550
本日の標高差 800m
ついでに今シーズンより始まった〓麓から焼印〓の調査
富士山駅(富士吉田駅)構内の売店で売っている杖にのみ
現地の薬局で押してくれるシステム
銘板には吉田口の山小屋の「今シーズンの焼印」が並ぶ
バーナーに火を入れ待つこと5分
(おそらく)地元じゃ相応の由緒ある家筋なんだろう
勝手に作って、商いでつく、という代物ではないし
・・・「薬屋は仮の姿」とか
道を極める用意はできたも同然・・・
木目の詰った出来るだけ重い一本を選ぶのはいつもの作法
持参の鋸で適度な長さに切りを入れるのもいつもの作法
あれこれを林間にデポし、帰りに回収するのも毎度の作法・・・
厳かに火を点し、今シーズンの夏富士は幕を閉じる予定
富士山駅 1640
五合目 1740 往復券 ¥2k
空の様子は(気持ち)秋っぽい
奥秩父方面では絶え間なく稲妻が見えている・・・
六合目の指導センターでは「突風に注意」との指示
テラスが新規木製になったりとかの変更は認められるも、
大きな変容はなし
いつもどおりの『一足一歩』で着実に標高を稼ぐ・・・
【強風】
標高2900mあたりから強い北風と雲が襲い続ける
岩場ではバランスを取るのはけっこう大変・・・
すでに着衣には重ねを入れ、耐寒体勢
無風なら認められる山頂方向の明かりもすでに皆無
上部ほど厳しい状況なのは自明
■〓オイル充填式温度計〓は径27/径20を夏冬愛用
風速1m/sあたり体感温度は1℃低下するので、
表示温度より5℃から10℃は軽く下がっている(感じ)・・・
【太子館 3100m(公称)】
kykは富士の山小屋を知らぬので、
「避難&様子見」目的で今夜の床を取った 2330
素泊(チェックアウト0500) ¥6000也
■各小屋とも江戸期より麓の御師家や富士講社と連携
(北口本宮-馬返し-五合目-山頂のルートだったけど)、
案内と宿泊(麓の御坊/山小屋)はバランス良く両立
【小屋チェック】
今どきは凄いよな・・・ウレタンマットにメーカー物のシュラフ、
枕もあったりして清潔・・・時代に乗る十分な雰囲気
互い違いの雑魚寝でイマイチの一夜を過ごしたのは40数年前の話
まどろみながら外界の様子に耳を傾ければ・・・怒涛の風
無風なら未明に出発する各ツアー御一行も予定変更らしい
「0430に集合して下山するっ・・・」
異議の一つも出ないのは、現状を認識しているが故
2000m以下に雨を降らす雲があって、
3500m以上にはこういう形を作る風が吹いている・・・
ここはちょうど高層と下層の雲の間
どちらに行ってもそういう状況になる
耳を澄ませば・・・『状況を甘受せよ』とのお告げ
今回は素直に登頂を諦め、ここより下山道へ入る
風に顔を向けられなければ登山は躊躇するけど、
風雪の中、喜んで滑っていたりするスキーヤーはいる・・・
風波が強ければ海では泳がないけど、
低気圧の到来を待ち望んで、
暗い雲の下、高波の中で喜んでいるサーファーや
ウインドサーファーはいたりする・・・
大降りの雨の中、普通は自転車には乗らないけど、
それしか通勤の足がなければ、当然の如く
顔、手足を濡らしながら自転車を漕いだりする・・・不思議
・・・目的や目標の成就と困難の度合いを天秤に掛けるわけだよな
大気そのものは気体なので、見えにくいけど、
雲という固体が混ざれば、
気圧や温度、風向、風速も分かることが多かったりする
■いまのところ高層の風の力は下層に及んでいない
これから下の雲の中に入る
docomo/auでいえば、主要登山道はすべてカヴァーしてるので
案内人の組合も連携は取れている様子
今どきのdocomoにいたってはスバルライン全線、
吉田口登山道下部(浅間神社-馬返し-五合目)
もクリアしている
それぞれの小屋からも下山方向へ人を誘導している
下山 0710
【方位ベゼル(改)】
クリックのないベゼルなれど、
(意図的に)摘んで回さないと回らない機能なので
置いた時間と経過時間を量で表示するには向いている
細かな砂礫を噛んで回りが渋くなっても、
水を垂らして回しを入れれば元に戻る・・・
この辺の作法はダイバーと同じ
下山後にテキトーこけるのは電車/バスの利点
【富士山駅】
「ゲリラライブ」を行なう習志野高校吹奏楽部一軍
数日前の甲子園では、
その技量と音量で球場を歓喜の輪に落とし込んだという
二軍、三軍もハンパではないらしい・・・し
【ザック/フィールドテスト】
左 BURTON Pack 22L(sbn)
右 MountainSmith 27L(kyk)
ほとんどが耐寒装備なれば嵩に見えても(実搭載は2/3)軽量
あれは左にあったほうがイイ・・・、
これは細コードの方が滑りがイイ・・・とかも愉しみのうち
■多少、本格的なザックを背負えて嬉しかったkyk・・・
日常飲用の処方とも同じ・・・余っても家で飲むので構わない
ポカリ 2、アミノ&クエン酸 1
これを1/2濃度のハイポトニック飲料とすべく、
〓NALGEN 0.5L細口〓に専用小さじ(2.5ml)で投入する
投入量は電卓で叩いておくのは作法・・・
飽きたら真水に手を出すのも全くオッケー
入山前にはアイソトニックを飲用するのも作法だったりする
河口湖駅 0928
帰着 1200
【標高と気温の関係(仮)】
標高0m-2000mでは100mあたり0.65℃の上下があるという
「山頂アメダス/山中湖アメダス」「実際の計測温度」を使って
当日の〓標高対気温〓を調査してみた
気象条件や風の流れ具合、温度計の信頼度も大いに関係するけど、
けっこう近い数字は出ている気がする
・・・ということは係数表を作っておいて、
『出発時の温度(五合目)を測れば各地点での気温予想はできる』、
というのは今後の課題
【気温予測表】
こんなのを忍ばせればオッケー
単純に五合目の気温からマイナス0.65℃したもの
何もないよりは少しマシ