スカッとしない気圧配置なれど、Mt.Fujiの巡回
今回はGPSで小屋の高度、温度計で気温を計測してみた
本日の標高差 1406m
〓出発前のトントン〓
【実(ジツ)を採る】改造には躊躇しない(ことにしている)
胸突き八丁での腿あげに有効
出発 1600
現地の【ショッピングセンター】 で食料調達
五合目着 1900
■駐車場で話しかけてきた(年配)夫婦
「(お天気が悪いので)車中泊して0400から登る」、
「お宅達の下りで会うかもネ」、という言は
この御仁らは(もしかして)吉田口は初めてか?
・・・イーんだけど、色んな人がいる
今回の調達食糧
ダイエーブランドのカロリー飲料(しかなかった)
観察すれば、中身は同じ
二年目の金剛杖(改)とB.C-Office(改)、Geko201
■今回は中腹での荒れが予想できたので、
格安(高性能)上下ヤッケが2組、V3 JKT、
フリース帽子が例年にない装備
■ヤバそうな入山では、未使用な装備があって丁度いい
使い切るっていうのは、プラスαがないっていうこと
緊急走行後の救急車
濃霧の中を出発
五合目 1930
指導センター 2010
日の出館 標高2720m 気温12℃
ここらからは霧滴で杖が濡れてるので刻印は不可能
この山ほど開けた空はないので、あっという間に4機の衛星を捕捉
気圧補正モデルならば表示標高も信頼度が高くなれど、
気圧補正も(それはそれで)けっこう面倒
『精度』と『分解能』はあくまでも別・・・
スキー用に誂えた特製【軽量温度計】
園芸コーナーに下がっているブツに
2mmコードをエポキシで固定してある
さすがに山頂では気泡を確認
太子館 2320 標高3033m 気温8℃
■いつもなら一時間は遅い出発の団体ツアー
気象条件が厳しいための早出か、
そういう方針になったのかは不明
今回はばっちり先行されて各所で足止めを喰らう
■20人程度の集団がいくつも連なる
先が詰っているのか休んでるのかが不明
パスできるところはパスするも思いっきりタイムロス
「本八まで上がって、そこで様子をみるっ」ツアーリーダーの声
【静かな山旅】を所望する向きには単なる雑音
風と霧のため外で休憩も叶わず
富士山ホテルでコーヒーチェック 0115 標高3360m 気温7℃
【核心部の胸突き八丁】
霧と強い風の中を登る
近年の中では最も条件は厳しい
濡れる岩肌、眼鏡に纏いつく霧滴、一発で決められない足置き・・・
吉田口山頂 0330 気温4℃
もう少し粒が大きければ【雨】と呼ばれる・・・
この時期、暖かな山頂は有り得ない
山麓より20℃程度低いのが普通
■一泊二日で数万円の泊まりより、
真のトレッキングを知る欧州の老若男女ならば、
団体ツアーなるものへの参加はあり得ないよな
その中で、個人を尊重されることは(あまり)ない
霧も多少は通り過ぎるも、
日の出にはもうちょっと 0400
■例年になく、(ほぼ)完全武装の面々
濡れたグローブに風が当たり氷を掴む感じ
『状況を甘受せよ』(天の声) 下山開始 0430
ちょうどこんな
・・・気圧配置的には「梅雨明け」ではないよな
毎日繰り返される日の出 0440
下層の雲の上に太陽が出て、その後、上層の雲に隠れる
途中、うどんなどをチェックしつつ
五合目 0810
帰着 1100
だから何だと言うわけでもないが・・・
①小屋としては昔からの言い値を変えないし、
②国土地理院でも(道筋や小屋位置を)精査してないし、
③GPSの誤差も(思いっきり)あるし・・・
【富士山アメダス】によれば、最低気温は3.9℃(0420-0440)
この日、湿度が高いのと、日射量が少なかったのとで
最低気温と最高気温(8.1度/0820)の差は少なかった
■上層にも雲が広がっていたので、
時間が経てば暖かくなるという常識は通用しない一日
濡れて吹かれれば・・・(やっぱ)ヤバイ
日食による6分程度の日照減少でさえ、
1.5℃の気温低下という・・・
温まった大気や地表がそこにあるのに1.5℃って凄いよな
太陽光エネルギーの大きさが分かろうというもの
後々の参考に・・・
歯が立たないホッカイロは持参しない替わりに
長袖一枚プラス
この着衣で真冬に下界を歩くんでも(やっぱ)寒ヴイよな
『3000m超あたりで、すでに完全防備』っ
こちらも後々の参考
SOYJOYは130kcal/個程度の熱量
おにぎりが180kcal/個なので軽量な分、有効
数値だけを見れば凄いけど、
数日程度なら、体内の脂肪を上手に使えれば、
行動中の摂取エネルギーは少なくて構わない
■摂取したブツがすぐにエネルギーに変換するわけではないので
(食事の場合は6時間後とか)、入山前に喰っとけばいい
より少ないグリコーゲン消費、より多くの脂肪消費・・・
『体内回路』を開発&適正化していなければ、
いくら担いでも間に合わないわけ・・・
==============================================================
・東京在住の日本人男性会社員(27、初登山)と米国籍男性会社員(30、昨年夏に1回富士登山)が行方不明。
・富士吉田署は遭難した可能性が高いとして、22日朝から、静岡県警富士宮署とともに、両県の登山道を捜索開始するも発見されず、23日はビラ配り、ヘリ投入、山頂付近の捜索へ。
・18日午後7時半ころ、富士宮口から会社の同僚と22名で登山開始、19日午前4時ころに13名で頂上着。その後、朝5時50分ころに吉田口を下山開始したはずだったという。当初は全員で吉田口下山の予定だったが、寒さと強風で複数のグループに分かれて、別々に帰途についていた。
・しかし、先に下山したとみられていた2人と21日になっても出社せず、携帯電話もつながらないため、同僚が警察に届出。
・当時、山頂付近に強風と霧の荒天。同署は吹き飛ばされて遭難した可能性があるとみている。
・23日14時40分ころ、山梨県警ヘリが長田尾根(御殿場口近く、一般登山道でなく旧富士山測候所職員用冬季登下山ルート)9合付近で米国籍男性の遺体を発見。静岡県警が同日夜に収容。目立った外傷なし。
・24日午前、御殿場口8合付近で静岡県警山岳遭難救助隊員が日本人男性会社員とみられる遺体を発見。場所は、前日発見した地点から200mほど麓寄り、登山道から100mほど離れた尾根。 (2009/07/22・23・24:読売、朝日ほか) ==============================================================