色々あるのでユーザーに迷いが生じるもと
大御所が言うならそんなものかとは思うけど、
真に受ければ迷宮に入り込む
■革製品の所有(満足)感と性能維持が入り混じることが多い
①表面の水洗いはたしかにきれいになる
→だけど、乾燥に時間と気を使う
②山行のたびに保革油を入れれば数年でアウト
→年一回とか数年に一回でオッケー(だろう)
折れ目の皺が大きくなって使用不能に陥る可能性大
浸透した油脂は流れない限り、抜けない
③ブラッシングの効能も疑わしい
→摩擦熱で蝋分を浸透させる発想は、
浸透させたくない場合は不要
→かなり熱くなるけど、油脂を溶解させる温度になるかは不明
→見栄えの必要な通勤革靴ならいざ知らず、
登山靴には表面の見栄えはほぼ不要
光沢は汚れ防止にはなれど、歩けば汚れはたくさん付く
④革の防水性能は期待するほど高くならない
→最高性能は蜜蝋のアイロンがけ(ブライドルレザー仕様)
蜜蝋含有の油脂もあるが、革が軟化する
防水だけを望めば、固形蜜蝋の浸透がベターか?
⑤保管状態(乾燥)と使用状態(湿潤)の皮革硬度を意識する
→油脂と水分が革繊維の伸縮具合に影響する
乾燥状態+油脂の革が湿気を得れば、予想以上に軟化する
革は湿潤(油脂/水分)で柔らかくなり(伸びる)、
乾燥で硬くなる(縮む)、を繰り返す
⑥表面と内部の許容膨張率を超える乾燥状態に置かれれば、
革でなくても亀裂が入る
⑦油抜きには水分か溶剤使用が考えられる
→溶剤の場合、後々の面倒(再染色とか)を覚悟する
・・・なんだか見えてきている