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父や母が少年少女だったころ、
「門出の時」に書いた夢や希望が、
手を伸ばせば届く近さにある。

そして今、あなたたちの夢や希望が文字となって
その横に置かれた。

30年近く経った今でも文庫は話題になる、という。
校歌を歌えることと同様の「証」が、
文庫の作文だったのだ。

「よりどころはできた。大人になったら戻ってくればいい。」

これは、あなた方への私の「憧れ」である。
                            2007年 3月

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